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頭の悪い旅とは何か

おさんぽ
12 /11 2017
※この記事はMice Advent Calender 2017の11日目の記事です。
※ここと告知は敬体ですが、ブログの内容自体はいつも通り常体で書きます。

 早速ではあるが、自分からAdvent Calendarに登録しておきながら、個人的に一番きつい日を選んでしまって後悔している次第である。なぜなら、「頭の悪い旅とは何か」という題材にしておきながら、いまさっき「頭の悪い旅」から帰ってきたばかりだからである。(この記事のほとんどは函館から家に帰る途中で書いたものである)

そもそも「頭の悪い」と言ってもいろいろ種類がある。ここでは大きく3つに分けることにする。
① 無計画である
② 狂った動機、または狂った行程である
③ そもそも何も考えていない


 ①についてだが、行先が決まっているならともかく、行先も決まって無いようではまず行先を決める時間が必要である。時間の無駄だ。行先を決める方法は至って簡単である。取り敢えず6つ知ってる地名を書き下せ。サイコロを振れ。ほら行先が決まった。
 そこまでの無計画は至って稀なので置いといて、無計画であるという事はあることを失っている。それはお金と内容である。
 まずお金について。交通手段には早割というものがある。特に飛行機ではその割引率は顕著である。21日前に旅程が決まってるかどうかで値段が大きく変わる。今さっき函館から帰ってきたが、行くのを決めたのはほんの10日前である。2ヶ月前ぐらいから決まってたらもっと安く済んでただろうに。あーあ、お金を失った。
 次に内容について。無計画ということは移動に関して効率が悪くなる可能性が高い。東京のように数分に一本電車やバスが来ればいいが、田舎だとそうはいかない。無計画だと移動が上手く行かず、30分、酷いと数時間待たされ時間を失う。それに伴い内容も失ってしまう。今回もバスの接続で30分待ちなどあった。あーあ、30分の内容を失った。


 ②について。(一般的な視点から見て)狂った動機は、旅の目的を無理やり定義するものである。また別の機会にいけばいいものでもこれがあるだけで体が動いてしまう恐ろしいものである。
 今回函館に行った動機はラブライブ!サンシャイン‼においてAqoursのライバル盟友ユニットであるSaint Snowが住んでいるとされる函館が作中で大量に登場したからである。それだけで足を動かしたのだからそりゃまあ頭が悪い。

 狂った行程について。これは2種類ある。1つは行程に余裕がなく、ちょっとしくじると旅程が崩壊するような行程でスリルを味わうもの、もう1つは移動距離が尋常ではないものである。

 今回は基本的には後者であった。今回の場合、元から北海道に行く予定自体は数ヶ月前から決まっていた。同じくラブライブ!サンシャイン‼のAqoursの札幌ファンミーティングに行くためである。ご存知な方がどれ位居るか分からないが、同じ北海道でも札幌と函館は非常に離れている。陸路だと300キロ以上、おおよそ東京から仙台ぐらい離れている。そんな中、札幌に行くついでに函館に行く、しかも予め取っておいた超格安の航空券を全部放棄してまで行くという愚かなことをしてしまったのである。

 基本的に余裕を持った行程を組むようにしているので前者になることは無いが、何も考えてないと前者のような事に簡単になり得る。今回でも、函館のローカルコンビニであるハセガワストアで呑気に名物のやきとり弁当(鳥ではなく豚)を買っていたら時間がなくなり、路面電車をあと1本遅らせていたら函館空港行の最終バスを逃していた。


 ③について。何も考えてないという行為は相当危険である。考えてないうちは楽しいかもしれないが、それが仇となってきつい仕打ちが返ってくる事もある。いろんな物事の〆切だってそうだろう(コミケの原稿とか…)今回は前述の通りヒヤリとしたぐらいで済んだが、私は何も考えなかった結果、上海で人生初の終電逃しを経験した。何も考えてないことは最も愚かである。


 そんな事を言う癖にどうして頭の悪い旅を続けるのか?答えは楽しいからにほかならない。その答えこそが頭が悪いものだが、なんだかんだで頭の悪い旅は偶然にも何かを見つける力、英語で言うなら「Serendipity」を秘めていると感じる。これだからやめられない。
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 今回の場合行程を変更するために格安航空券を完全に放棄し、無料で荷物預け入れが可能なANAに切り替えるという大胆な決断をした結果、札幌の藻岩山からの夜景とはこだてクリスマスファンタジーのバルブ撮影が可能になった。ラブライブ!サンシャイン!!で、はこだてクリスマスファンタジーのツリーが出たとき、もうこれは今行くしか無いと使命感を感じた。こうして頭の悪い旅が始まるのである。ルビィちゃんと理亞ちゃんを感じる。


まあ、お金は無くなるんだけど!



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 12月29日のコミックマーケット93、1日目東キ-03aで頭の悪い動機で取材を行った、深セン華強北観光ガイド+基板会社Elecrowオフィス訪問レポ本とプリント基板名刺設計法の本を出します。

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 サンプルページは後日公開します。お支払は現金のみですが、日本円の他に人民元と台湾ドルを取り扱う予定です。外貨での頒布価格は後日お知らせします。
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おでん

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